がんに効く「AHCC」

AHCC

AHCCとは、Active Hexose Correlated Compound(活性化糖類関連化合物)の略で、シイタケから抽出された植物性多糖体の混合物です。

開発したのは北海道にあるアミノアップ化学という日本の会社で、独自の技術によって研究・開発を行う健康食品製造メーカーです。

AHCCは、薬学的にはBRMに分類されており、BRMは簡単にいうと免疫力を高める物質です。

ですから、AHCCを飲むともともと備わっている免疫力が活性化されます。なかでもナチュラルキラー細胞やマクロファージ、好中球などの白血球群の活性が高まることが確認されています。

ナチュラルキラー細胞(通称:NK細胞)は、ナチュラルキラーという名前が示しているように、がんなどの体内にある不都合な細胞を選択的に攻撃してくれるので、良い意味での殺し屋的細胞です。がん細胞を駆除するうえで重要な役割を果たしてくれるのです。

通常、抗がん剤治療を行なうとこのNK細胞の働きは低下してしまいますが、AHCCと併用することでNK細胞の活性を高めてくれることがわかっています。加えて、NK細胞だけでなく、免疫系の要である白血球郡のほぼすべても活性化または、間接的に活性化されることも理解されるようになりました。

直接活性化、または間接的に活性化される白血球群の中には、リンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞)、マクロファージ、多形核白血球(好中球、好酸球、好塩基球)があります。

まとめると、AHCCはがん細胞を攻撃する白血球群のすべてを元気にすることで、がんの治癒に寄与しているのです。

がん細胞を直接攻撃

AHCCはがん細胞を攻撃する白血球群をパワーアップさせるだけでなく、それ自体の成分中にがん細胞を直接攻撃する何らかの要素を持っているのではないかと言われています。

AHCCには毒性や副作用がないことでも知られており、ここまで取り上げた事柄を考慮に入れてもかなりの優れものですが、そのうえがん細胞を直接攻撃できるとなるともう理想的なものということになります。

AHCCのどの要素ががん細胞への直接攻撃にどのように関わるのか、詳細はまだまだ不明ですが、夢のがん治療薬とされる「インターロイキン12(IL12)」を誘導することができるのではないかと推測されています。

インターロイキン12

インターロイキン12は、がん細胞を攻撃するキラーT細胞を強力化し、細胞性免疫力を増強するインターフェロンガンマの産出や働きを助ける働きをします。

インターロイキン12は人工的に生産することもできますが、自然に作られるものに比べるとその働きが弱く、大量に投与すると副作用が伴う危険が高くなります。

ところが、AHCCを体内へ取り入れるだけでこのインターロイキン12を自然な形で作ることができるのです。がん細胞への抑制だけでなく、胃腸の調子を整え、食欲増進や痛みの緩和、不眠解消などの効果もあり、それらにより精神的にも良い効果が期待できます。

このように、AHCCはがん細胞を直接攻撃、白血球群の補強による間接攻撃、インターロイキン12生成誘導、といった優れた活躍ぶりにより、きわめて有用ながん対策の武器として期待されています。