がん対策に果物を食べましょう

ブルーベリー
がんのことを考慮するときに食事療法がありますが、その補助的な位置で取り入れたいのがフルーツです。地球が生み出す自然の果実は私たちががん細胞と闘うのを大いに助けてくれます。

ここでは、ベリー類などをはじめとした果物ががん予防にどのように役立つのか注目しています。

ベリー類

食文化が豊かになってきた今日、注目を浴びている果物のひとつにブルーベリーがあります。

ブルーベリーに関しては「目に良い」という評判を耳にしますが、紫色の色素であるアントシアニンには強力な抗酸化作用があり、活性酵素を無害化してがんをはじめ、動脈硬化や老化防止に役立ちます。

他のベリー類として、ぶどうやいちごなどがよく知られています。

ぶどうもブルーベリー同様、色素のアントシアニンにより同様の効果があります。また、赤ワインやぶどう酒などのぶどう発酵食品にはレスベラトロールという成分が含まれており、これががんの発生を抑えるといわれています。

いちごもがん予防に関して重要な果物です。いちごの食物繊維ペクチンは腸内環境を整え、便秘の改善や大腸がん予防効果があります。

いちごはビタミンCが豊富なことでも有名ですから、抗酸化作用により免疫力を高め、がんとの闘いを有利に進めるのに陰ながら強力に働きます。ビタミンCの含有量が多いため、5~6個で一日に必要とされる量が摂取できます。

秋の果物の代表ともいえる柿には、カロテンやクリプトキサンチンなどの抗酸化物質がたくさん含まれています。これらはがんから私たちの身体を守る役割を果たしてくれます。

また、柿にはいちごやりんごなどと同様、大腸がんなどの消化器系がんリスクを減少させる食物繊維ペクチンも多く含まれています。

スイカ

夏の代名詞ともいえるスイカは、カロテンとカリウムを豊富に含んでいます。スイカにはシトルリンという利尿成分も含まれ、カリウムと共に働いて腎臓を助けてくれ、腎臓がんの防止に役立ちます。

桃は、果実が黄色い黄桃、果実が白い白桃、また果実が紅色のものなど、いくつかの種類があります。白桃にはポリフェノールの一種であるフラボノイド、黄桃にはカロテン、紅色のものにはアントシアニンがそれぞれ多く含まれています。

これらのポリフェノールにはどれも強力な抗酸化作用があり、がんや動脈硬化、老化防止に役立ちます。

みかん・オレンジ

冬にこたつで食べるイメージのある昔ながらの日本の果実みかんやオレンジはどうでしょうか。

みかんやオレンジは、ビタミンC、カロテノイド、カリウム、カルシウム、リン、マグネシウム、クエン酸などを多く含んでいます。これらは抗酸化作用やミネラルバランスを整えることにより、がん予防に効果があります。

冬の間、よく食べることにより、がんだけでなく、風邪やインフルエンザ対策にもなります。

果物は積極的に摂取したい

このように果物類はどれをとってもがん予防に何らかの効果があるといえます。ここで取り上げていないゆずやグレープフルーツ、メロン、いちじく、キウイ、パイナップル、マンゴーなどにもそれぞれがん対策に有効な栄養素があります。

昔に比べて、果物摂取量が減少していることと、近年の衰えることを知らないがん患者の増加は何らの関係があるように思えて仕方ありません。

いずれの果物であっても疲労回復や高血圧対策、そしてがん予防に役立つものばかりです。現代人は病気が生じてからはじめて対処する「後手後手」の価値観が強いですが、予防に勝る治療はありません。

もしもガンが発症してしまったら、それは食を含めた生活習慣を見直すようにとの警告です。がんは現代の生活習慣病ともいえる病ですから、再発防止のためにも食生活にもっと果物を取り入れたいものです。

果物を定期的に、多種類食べるというのは余分の努力が求められますが、日々の食生活は、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後、5年後の身体に大いに影響を及ぼします。がんとの闘いに勝ち続け、健康な身体を入手するカギは今日食べるものにあるのです。