ガン細胞は毎日5000個もできる

赤血球

酸素を運ぶ細胞である赤血球の寿命は約3ヶ月

日本は世界一のがん大国です。

なぜ日本ががん大国なのでしょうか。それは、日本が世界一の長寿国だからです。がん細胞は細胞の老化により生じやすくなります。老化や高齢といった要素はがんを生み出す温床です。それゆえ、世界一長寿国の日本はがん大国と言われているのです。

毎日がん細胞は5000個もできている

人の体は60兆個もの細胞からできています。一つの細胞の大きさは0.006~0.025mmという大変小さなものです。そのうち、毎日1~2%の細胞が死にます。絶えず細胞分裂が行なわれているので、古い細胞が死んでも足りなくなることはありません。

絶えず行われている細胞分裂の際、たまにコピーミスにより、正常な細胞ではなく、がん細胞が生まれてしまいます。生じている細胞分裂の数がとても多いため、健康な人であっても1日にできるがん細胞の数はおよそ5000個も存在すると言われています。

そのほとんどは体内の免疫細胞により除去させられます。この免疫システムのおかげで私たちはガンにならずに済んでいるのです。

ストレスや疲れで免疫機能が低下するとがん細胞をやっつける力が衰えてしまい、がん細胞が生存しやすくなりますから、普段から耐性の強い体を目指したいところです。

がん細胞は永遠に生きる

通常の細胞は一生の間に50回ほど細胞分裂します。それ以上は分裂しないために増加に限度がありますが、がん細胞の場合、分裂回数に限度がなく、無数に増えてゆくためにそれがやがて大きな塊(腫瘍)にまで成長するのです。

通常であれば、免疫細胞の攻撃を受けて消滅してしまうガン細胞ですが、中にはその攻撃をくぐり抜けて大きくなるガン細胞があります。異常な増殖を繰り返し、免疫細胞では抑えきれなくなったときにはじめて「がん」という病気になるのです。

がん細胞が無限に増殖してゆくということに関して、60年以上生き続けているがん細胞である「HeLa(ヒーラ)細胞」についてご存知でしょうか。

1951年10月に子宮頸がんにより31歳という若さで亡くなったHenriettaLacks(ヘンリエッタ・ラックス)さんという一人の米国女性から採取されたがん細胞が研究に用いられ、世界中の研究機関で現在に至るまで増殖し続けているのです。

HenriettaLacksさんが生きていれば、2015年には95歳になっていたと思われます。がんを生み出した人が亡くなっているのにそのがん細胞だけ元気に生きているというのはおかしな話です。