がん予防15ヶ条を生活に取り入れる

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1997年7月、世界がん研究財団と米国がん研究財団はガン予防に関する勧告を発表しました。

この報告書は、それまで食生活とがん予防に関して世界で発表されたおよそ5,000の論文を、15人の専門家がコンパクトにまとめて過剰書きにしたもので、「がん予防15ヶ条」として知られています。それは以下のようなものです。

がん予防15ヶ条

  1. 動物性ではなく、植物性食品を中心にバランスの良い食事を心がける
  2. 適切な体重を維持する(BMIを18.5~25の範囲内におさめる)
  3. 定期的な運動(1日1時間のウォーキングのような軽い運動、1週間に合計1時間のランニングなど強度な運動をする)
  4. できる限り、多くの種類の野菜や果物を食べる(1日 400~800g 推奨)
  5. 多糖類の穀物、豆、根菜類を食べる(1日600~800g推奨)
  6. アルコール飲料はできるだけ飲まない。※どうしても飲むならば、男性は1日2杯以下、女性は1杯以下に控える(ここでいう1杯はビール250ml、ワイン 100ml、ウイスキーなどは 25ml 程度)
  7. 牛・豚・羊など、動物性の赤身の肉はできるだけ控えて鶏肉や魚類にする(1日80g以内)
  8. 食塩を抑える(1日6g以下推奨)
  9. 油や脂肪は取り過ぎないよう注意し、できるだけ避ける
  10. かびに毒されている恐れのある食品は避ける(常温保存されていたり、賞味期限が切れていたりなど、怪しいものは徹底的に回避)
  11. 食品が腐ったり傷んだりしないよう、保存には細心の注意を払う
  12. 食品添加物や残留農薬に気を配る
  13. 黒焦げの料理は避ける
  14. ここで掲げている項目を守れば、栄養補助食品に頼る必要はなし
  15. たばこは吸わない

多くのウエイトを占めている食事

いかがでしょう。がん予防15ヶ条をご覧になってお気づきになったことが何かおありでしょうか。

じつは15ヶ条のうち、11項目が食事に関連したものなのです。

つまり、私たちが日々の生活の中で口にするものによってがんの発症が左右されているといっても過言ではないのです。

専門家たちによる研究調査と分析は食に関する事柄がいかに重要かを私たちに教え、警告してくれているのです。

しかし、そこから先は私たち次第です。こうしてがん予防になる重要な15項目を知り、改善点に気づいても何も変えなければどうでしょうか。いずれがんが発症して後悔するかもしれませんし、生涯がんは発症しないかもしれません。

すでにがんを経験して、再発防止に努めている方もおられるでしょう。いろいろな背景を持つ人に「がん予防15ヶ条」は語りかけてきます。

15ヶ条をすべて同時に改善しようと意気込む人もいれば、できるところから少しずつ改善してゆく人もいます。たしかに内容をみると、1日400gの野菜・果物といったように、なかなか実践するのが難しいものもあります。

どちらにしても、がんの予防医学の観点から実施したほうが絶対に良いと言われていることですから、可能な範囲で少しでも取り入れてやってみることをおすすめします。やった結果を刈り取るのも、やらなかった結果を刈り取るのも、他の誰でもなく自分自身だからです。