りんご・レモン・プルーンでがん予防

プルーン

バランスの良い食事にはきまって野菜や果物が多く含まれています。ここではりんごやレモン、プルーンといった果物類に注目し、がんとの関連について考えてみたいと思います。

りんご

「りんごが赤くなると医者が青くなる」と言われています。医者が青くなる健康に良い食べ物にはトマトや柿などがありますが、りんごもそのひとつです。

りんごの実の部分にはケルセチン、皮にはアントシアニンなどのポリフェノールがたくさん含まれており、高い抗酸化作用があります。抗酸化作用により、がん細胞の発生を抑制してくれます。

また、りんごに含まれているペクチンという食物繊維が腸内のウェルシュ菌などの腐敗菌の増殖を抑え、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌の増殖を促してくれます。

また、発がん物質であるニトロソアミンの発生も抑えてくれるといった効果により、腸内環境を整え、大いに大腸がん予防となります。

一般的に抗酸化作用の高いといわれるポリフェノールですが、りんごにはそのポリフェノールが10種類近く含まれています。そのほとんどが皮部分に存在するため、皮を捨ててしまわずに、きれいに洗って皮ごと食べるのが理想的です。

レモン

今度は黄色い果実、レモンです。レモンにはビタミンCやクエン酸がたくさん含まれており、疲労回復や免疫力アップをもたらしてくれます。

ここでは特にレモンの皮に注目してみましょう。

食べごろのレモンの皮は黄色ですが、この黄色い色素であるエリオシトリン(通称レモンポリフェノール)には強烈な抗酸化作用があります。がんを発生させる活性酵素を除去したり、過酸化脂質の生成を抑制してくれます。

果実部分にもエリオシトリンはありますが、皮には実の約10倍ものレモンポリフェノールが含まれているため、りんご同様、できれば皮も食べたいものです。

安価なレモンは外国産であることが多く、口にするまでに多くの保存料や農薬が使われています。ですから、外国産レモンを安易に皮ごと食べるのは本末転倒です。

少々高値でも、無農薬・低農薬の国産のものを選び、皮も含めて食べたいものです。レモンは紅茶に入れたり、はちみつ漬けにしたり、野菜ジュースにしたりと、いろいろな方法で楽しめますから、おいしく栄養を摂っていきましょう。

プルーン

インターネットで「プルーン」と検索すると、「プルーンはカロテンが多めだが、栄養素としては平均的な果物である。一般に、プルーンは鉄分が豊富であると言われているが、実際は取り立てて多い訳ではない」といった説明がなされたwikipediaのページが最初に出てきました。

ではプルーンはがん予防の点で考慮するとき、栄養面で取るに足りない果実なのでしょうか。

アメリカ農務省、タフツ大学老化研究センターの研究によりますと、プルーンは様々な野菜・果物・豆類の中で、最も抗酸化作用が高いということが証明されました。決して栄養面で特筆するところのない果実などではなかったのです。

どの果物・野菜よりも強い抗酸化作用により、ガン抑制に大いに活躍してくれそうです。

その他、プルーン独特の紅色はアントシアニン色素によるもので、甲状腺がんに良いといわれています。未知の抗酸化物質も含まれていることがわかっていますから、今後の研究に期待したいところです。

プルーンは生のままで食べても良いですし、ジュースや果肉を凝縮したペースト状のもの、乾燥させたものを食べることもできます。りんごやレモンに比べると、庶民性がこれからといえるフルーツですが、そのがん予防効果は大変優れています。