しいたけの根「菌糸体」に抗がん作用あり

シイタケ菌糸体エキス

普段わたしたちが食べているのは花の部分

通常わたしたちが食しているしいたけというのは、植物でいうところの花の部分で「子実体」と呼ばれているものです。根にあたる部分は「菌糸体」と呼ばれています。

他の植物においてもそうですが、根は重要な役割を果たします。その働きは栄養や水分を吸い上げるもので、根がなければ植物はダメになってしまいます。そこでは旺盛な生命活動が行われているのです。

普段わたしたちが食べている子実体の部分と根に相当する菌糸体の養分を比較するといかに根の部分が重要かがわかります。

比較すると、しいたけの子実体100gと菌糸体100gの栄養素の含有量には、数倍から数百倍もの差があるというから驚きです。もちろん栄養素が多いのは菌糸体の部分です。

シイタケ菌糸体エキス

こうした菌糸体の豊富な栄養素に注目して作られた食品が「シイタケ菌糸体エキス」です。このエキスの場合、しいたけの花の部分である子実体の部分と比べて、糖質で8倍、タンパク質で14倍、鉄分で100倍、カルシウムで110倍もの大量の含有量があります。

様々な研究機関によって報告されているシイタケ菌糸体エキスの抗がん作用の薬効に注目するなら、シイタケ菌糸体エキス1g中の薬理作用有効成分量は、干ししいたけの150gに相当し、生しいたけの1500gに相当するのです。

シイタケ菌糸体エキスを1g取り入れるだけで生しいたけ1500gを食べたのと同じ薬効が期待できるというわけです。

シイタケ菌糸体エキスの活躍

シイタケ菌糸体エキスはガン細胞を攻撃する身体の免疫群を活性化させる作用があることがわかっています。

そのような免疫賦活作用だけでなく、骨髄細胞の増殖、血圧低下作用、高脂血症の軽減、B型肝炎の改善、ガンに伴う痛みの緩和、末期がんにおける延命作用などがあるのです。

マウスを使った実験ではどうでしょうか。

人為的に肝臓がんにかからせたマウスを使った実験において、シイタケ菌糸体エキスを与えたところ、がん細胞が当初の4分の1にまで減少しました。

また、他のマウスを使った実験では、発がん性物質を混合したエサを食べ続けているマウスの一群を作り、その半分にシイタケ菌糸体エキスを与え、もう半分の個体群にはシイタケ菌糸体エキスを与えずに経過を観察しました。

1年後にみたところ、シイタケ菌糸体エキスを与えられなかったグループのマウスは100%ガンが発症して死亡したのに対し、シイタケ菌糸体エキスを与えられたマウスはガンが30%しか発症せず、死亡した個体は0でした。

このようにシイタケ菌糸体エキスは、動物実験の段階でも人間の臨床治験においても安全かつ、高効果が確認され、がん対策においてかなり有効であることが認められています。