がん予防にたまねぎ、にんにく、なすはいかがでしょうか

たまねぎ

たまねぎ

たまねぎは健康貢献度が高い野菜で、食べ続けていると病気知らずになるといわれています。

たまねぎはみじん切りにした時など、催涙作用により涙が出ます。これは含まれている硫化アリルという成分によるもので、硫化アリルの代表的存在がアリインです。

たまねぎが刻まれるとその細胞が壊れて、アリインが酵素の働きによりイオウ化合物アリシンという成分に変わります。これが催涙作用を持っているため、たまねぎを切ると涙が出そうになるわけです。

涙は出そうになりますが、このアリシンにはコレステロールを下げたり、血小板凝集を抑制して血液サラサラ効果を及ぼしてくれるなどの嬉しい効果があります。また、発がん性物質を排出する解毒作用もたまねぎにはあります。

そのほか、たまねぎにはポリフェノールの一種であるケルセチンが含まれており、これにはがんの発生やがん細胞の成長を阻害するなど、高い抗がん作用があります。ケルセチンはとくに紫外線から皮膚を守る効果に優れているため、皮膚がんの予防になります。

たまねぎは汎用性の高い野菜で、様々な料理の素材として愛されています。熱にも強く、その栄養価は煮込んだり炒めたりすることにより、より吸収されやすくなります。もちろん、サラダなどで生食として摂取するのも大いにおすすめです。

にんにく

アメリカ国立がん研究所ががんに効く食品を大々的に調査したところ、にんにくはその効果性が抜群だとして、第1級のがん予防食品に認定されています。

たまねぎ同様、にんにくにもイオウ化合物のアリシンが含まれています。コレステロール降下作用や血液サラサラといった働き以外にも、アリシンはクエン酸回路を元気づけるため、疲労回復や免疫力アップに効果を発揮します。

また、脂肪の代謝を促し、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らして肥満防止効果をもたらしてくれます。カリウムやビタミンB1、ビタミンB6といった栄養素も豊富で、身体に必要とされるミネラルバランスを保つのを助けてくれます。

世界でもにんにくをよく食する南イタリア地方、ギリシャ、旧ユーゴスラビア地域ではがんの患者数が少ないと言われています。

にんにくは匂いが気になるかもしれませんが、それはがん予防効果のもとであるイオウ化合物アリシンが含まれている証拠です。にんにくはがん対策として良いことずくめなので、頻繁に使って取り入れたい食材の一つです。

なす

夏に旬を迎えるなすにはどのようなイメージをお持ちでしょうか。特にインパクトがないと思われる方も少なくありませんが、がん対策の食品として考慮するとき、なすは秘めたパワーを発揮します。

アメリカ国立がん研究所が調査した結果、にんにくはがん対策の食品として最高度の重要度を認められました。なすの場合もそれに劣らず、重要度はにんにくなどに次ぐNO2のグループに入ります。つまり、がん予防にかなりの効果が認められているのです。

その秘密は、なすの濃い色にあります。その色素はアントシアニン、フラボノイド、カロテノイドなどと呼ばれています。

アントシアニンの一種であるデルフィニジンはなすのあの紫色を成している要素です。このデルフィニジンは、活性酵素を除去する非常に高い抗酸化作用があり、がんの発生を抑制してくれます。

なすは熱にも強い特性があるため、加熱してもその栄養素は失われにくいというメリットがあります。紫の色素が大いに含まれている皮の部分をできるだけ食べるようにすると効果的です。

ここでは、たまねぎ、にんにく、なすに注目しました。これらはたとえばカレーの材料として、一度に調理することができ、一緒に食べることができます。夏のさわやかなひとときを楽しむ夏野菜カレーはいかがでしょうか。口に美味しく、がん予防に高い効果を発揮してくれること間違いなしでしょう。