がん検診 PET-CT検査を受けましょう

PET-CT検査を受けましょう

がん検診

国が推奨しているがん検診(無料もしくは少額にて検査可能)
検査内容年齢頻度
胃がん検診胃X線検査40歳以上毎年行うことを推奨
大腸がん便潜血検査40歳以上毎年行うことを推奨
肺がん検診胸部X線検査・喀痰(かくたん)検査40歳以上毎年行うことを推奨
乳がん検診マンモグラフィ・視触診40歳以上2年に1回行うことを推奨
子宮頸(しきゅうけい)がん細胞診20歳以上2年に1回行うことを推奨

日本人の2人に1人ががんになる今の時代、国はある程度検査料金を負担し、国民ががん検診を行なうことを推奨しています。

しかし、多くの人はこの任意のがん検診を受けようとはしません。なぜでしょうか。内閣府が行なった調査により、多くの人ががん検診を受けようとしない理由が明らかになっています。

多くの人ががん検診を受けない理由(内閣府調査)

1位 受ける時間がない
2位 費用がかかるので、経済的に負担
3位 がんであるとわかるのが怖い

全体で考えると、受けるべき人の約20%ほどしかこの検診を受けていないというのは全体としてまだまだ意識不足で、緊急感が足りていないことを表しています。

多くの人は実際にがんが進行して症状が出るようになり、対処がより困難になってから初めて検査や治療に取り組まざるを得なくなっています。

なんでもそうですが、予防に勝る治療はありません。普段から意識して、365日のうち、1日くらいはがん検診のために当てても良いのではないでしょうか。

現在受けることのできるがん検診はいくつも種類がありますが、その中でもここではPET-CT検査に注目しています。

PET-CT検査

PET-CT検査とは何でしょうか。これは、一つの検査で身体の様々な部位にあるがんを発見できる優れた検査です。体内のがん細胞を見つけるPET検査と、内蔵の位置や形などを撮影するCT検査を組み合わせた検査となっています。

費用は病院や施設により違いますが、だいたい10万円前後で要予約となっています。検査の手順は以下のようになっています。

1.検査6時間前までに食事を済ませ、それ以降は糖分の入った飲料は禁止、水やお茶はOK
2.問診表への記入や身長体重などの簡易的な身体検査
3.検査薬の注射
4.個室で1時間ほど安静にし、検査薬が体内へ広がるのを待つ
5.PET-CT撮影(約20分)
6.再び個室で約20分ほど安静にし、検査薬による異常が出ないか様子を見る(終了)
7.検査結果は2週間後

がん細胞はブドウ糖に集まる

PET-CT検査においてはブドウ糖によく似た検査薬を用います。

ブドウ糖は細胞のエネルギー源で、がん細胞は通常細胞と比べてブドウ糖をたくさん取り込む性質があります(比較すると3~8倍)。

そこで、ブドウ糖によく似た検査薬を体内へ注射により取り込み、ブドウ糖をたくさん食べるがん細胞の特質を利用するというわけです。

体内にがん細胞があると、ブドウ糖によく似た検査薬のところにがん細胞が集まります。もし、がんが発症していれば、がん細胞が集まっている部位が光ります。視覚的に見つけやすいというわけです。

このPET-CT検査も見つけやすいがんとそうでないもの、長所や短所があります。それは以下のようなものとなっています。

PET-CT検査によって見つけやすいがん

  • 肺がん
  • 食道がん
  • 大腸がん
  • すい臓がん
  • 乳がん
  • 子宮がん
  • 卵巣がんなど

PET-CT検査によって見つけにくいがん

  • 脳のがん(脳腫瘍)
  • 膀胱がん
  • 前立腺がん

PET-CT検査の長所

  • 一度に体内の様々な部位を広く検査でき、がんの部位をすぐに発見できる。
  • ほとんど苦痛を伴わなず、寝ていれば終了する。

PET-CT検査の弱点

  • がんがある程度大きくないと検出できない(約1cm程度)(1cm程度のがん細胞はどこの部位でも早期がんに相当)
  • 費用がある程度必要(10万円程度)