多くの人が知らない代替療法という選択

葉と根

現在の日本におけるがん治療の3本柱は手術・抗がん剤治療・放射線治療です。

これががんとの闘いにおける医療現場での主要な武器です。「代替療法を」などと言おうものなら、怪訝な顔をされるのが現状です。

もしガンになり、医師から余命を告げられるような状態になったとしましょう。つまりそれは、「現代医学の力をもってして、もうお手上げ状態」ということです。上記の3種の武器ではどうにもならないという宣告です。日本人は医師に対して従順な傾向が強いため、医師から言われることがすべてなのです。

本当の意味でお手上げか

今の日本の医療現場では、このように「限界がきたのでもうこれ以上打つ手がありません」ということだけしか提示されません。「もうどうしようもありません」と言われておしまいなのです。

しかし、本当はそうではありません。それはあくまで「現代医学の範囲では」ということに過ぎないのです。

途方に暮れるがん患者やその家族へのインフォームドコンセントにおいて、従来の治療法に加え、栄養療法に代表される代替療法が存在することやメンタルケア・カウンセリングの選択肢も十分説明されるべきです。

「もうお手上げです」と医師から最終通告を受けるのと、「まだ可能性があります」と代替療法を提示されるのとでは、患者や家族の気持ちに大きな違いが生じるのではないでしょうか。

代替療法のメリット

まだまだ認知が不十分な代替療法ですが、ここでそのメリットについて4つの点に注目しておきます。

  1. 代替療法は手術や放射線治療などと比べ、体を傷つけることもなく、副作用も少ないため、患者が生活の質を保ちながら病気と向き合うことができます。体を傷つけない分、身体的なダメージも少なくて済みます。
  2. 配偶者、親、子供といった家族と共に闘病したという親密感や愛情がより実感できます。
  3. がん患者の多くは偏った食事、アルコール、たばこ、睡眠不足、過労、ストレスといったライフスタイルに問題があります。その点で、代替療法は生活習慣の改善という点で良い方向性があります。
  4. 「癌体質」に完治はなく、がんとの闘いは長期戦になります。その面でも代替療法は抗がん剤や放射線治療と違い、命あるかぎり何度でも続けることができます。

目先のことでなく根本に注意を向ける

手術や抗がん剤、放射線治療というのは、できてしまったガンに対処するいわば表面的な、目先だけの治療です。

がんという病気は身体の一部分に発症しますが、基本的に全身病、生活習慣病です。体の代謝、栄養の障害から引き起こされる全身病であるという認識を患者も家族も医療関係者ももっと持つべきです。

人間の体は言うまでもなく食べるものからできています。アメリカのメディカルスクールでは、医科栄養学は重要科目に位置しています。ところが、日本の医者の卵たちが教育課程で栄養学を学ぶ機会はほとんどありません。

治療より予防、目先のことより根本に注意を向ければもっとがんとの闘いを有利に運ぶことができます。理想はがんと接点のない人生ですが、発症してしまったなら、根本に注意を向け、手術などと平行して代替療法という選択肢もあるのです。

まだまだ認知が弱い代替療法がどんどん浸透し、多くの患者や家族にとって希望となりますように。