マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸の危険

マーガリン

マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸とはどのようなものでしょうか。この脂肪酸は、天然の植物油にはほとんど含まれていないものです。

これは液状の不飽和脂肪酸を固めるために水素を添加して飽和脂肪酸に変化させるときにできるものです。

トランス脂肪酸は、飽和脂肪酸を原料とするマーガリン、ファットスプレッド(食用油脂の割合が80%未満のものがファットスプレッド、80%以上のものがマーガリン)、ショートニングなどに多く含まれるほか、これらを原料とするパン、ケーキ、ドーナツ、クッキーといった洋菓子類、スナック菓子、生クリーム、フライドポテト、プロセスチーズなどにも入っています。

2018年までにアメリカではマーガリンを原則全面禁止

2018年までにアメリカにおいてマーガリンは全面使用禁止となっています。マーガリンには、体に悪いとされる「トランス脂肪酸」という成分が含まれているためです。

現在の世界的な流れから、日本においても少しずつ食品におけるトランス脂肪酸含有量の見直しが行なわれるようになっています。

トランス脂肪酸については、身体の必須栄養素ではないため、食品からとる必要がないと考えられています。むしろ、摂り過ぎた場合の健康への悪影響が注目されています。

影響

その影響についてどのようなものがあるでしょうか。例えば以下のようなものが挙げられています。

  • 肥満
  • 免疫力低下
  • 動脈硬化
  • 悪玉コレステロール増加
  • アルツハイマー
  • がん
  • ホルモン異常
  • 不妊
  • アレルギー(喘息・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎など)
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 心臓病
  • 肝臓障害
  • 血栓

上記にも含まれていますが、トランス脂肪酸を摂る量が多いと、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増えて、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が減ることが報告されています。

増えすぎた余分なコレステロールを除去するためにマクロファージなどの免疫細胞が働くため、他のウイルスや細菌を撃退する免疫力が低下します。毎日5000ほど新たに生じているがん細胞を除去する能力が落ちてしまうのです。

口にする物を選ぶ

トランス脂肪酸は人間にとって、必須栄養素ではないばかりか、アメリカにおいてマーガリンが禁止になるほどの健康面での悪影響があります。

洋菓子類やプロセスチーズやフライドポテトなど、好きな人も多いのではないでしょうか。これらは、多くの人々が口にしており、知らない間に摂り入れている場合がほとんどのようです。

がん予防や対策のことで「食」を考える時の基本は、「体内に毒を入れない」という方針です。いつでも「好き」イコール「良いもの」とは限らないのです。口に甘く(おいしい)とも、体に苦い(よくない)食品はたくさんあります。

今日食べたから明日ただちに悪影響が出るというわけではないので、わかりにくいかもしれませんが、マーガリンも含め、周知の情報として言われていることには注意を払いたいものです。

がん対策を含めた健康のために、ぜひとも口にするものを選んでまいりましょう。