ヨーグルトでがん対策

ヨーグルト

がん予防・対策として考慮してみたいのがヨーグルトです。人間の腸内には300種類以上、100兆以上もの細菌が生息し、暮らしています。そこには小さいながらも壮大な世界が広がっているのです。

ご存知のように、人間の腸には、良い菌といわれる「善玉菌」もいれば、悪い菌である「悪玉菌」もいます。善玉菌が多いと調子が良いですが、悪玉菌が増えれば、悪さをたくさんするので、腸内の調子、また身体の様々なところに悪影響が出てきます。

がんとの関連でいえば、悪玉菌によってニトロソアミンなどの発ガン物質が作られます。また、腸は免疫機能がつまっている器官です。悪玉菌が増えてバランスが崩れると、体全体の免疫力が低下し、風邪などにかかりやすくなり、がん細胞を除去する能力自体が低下してしまいます。

悪玉菌対策としてすすめられているヨーグルトですが、ヨーグルトを大量に摂取することで知られているカスピ海沿岸、グルジアやブルガリアでは、夫婦合わせて200歳という例も珍しくありません。彼らの生活とヨーグルトは切っても切れないほど生活の中でよく登場する食品なのです。

胃も保護

牛乳やヨーグルトは、胃の粘膜を保護してくれます。ヨーグルトに含まれる乳酸菌の中には第1級の発がん性が指摘されているピロリ菌を除去してくれるものもあります。

アジア圏の人とヨーロッパ圏の人を比較すると、日本を含むアジア圏の人は牛乳を分解できない乳糖不耐症の割合が多いと言われています。胃荒れから守ってくれる乳製品が苦手な分、胃がんが多いのがアジア圏の人々です。

ヨーグルトであれば、アジアの多くの人が苦手とする乳糖が牛乳の半分ほどしかありません。ヨーグルトに含まれる乳酸菌の働きによって最初から乳糖が半分ほど分解されているからです。ですから、牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなる人にもヨーグルトは優しい製品なのです。

相性を探る

ヨーグルトを食べる習慣について、気に留めたい点が何かあるでしょうか。ヨーグルトのパーケージを見てみますと、「LB81乳酸菌」「LG21乳酸菌」「ビフィズス菌BB536」などと表記されています。これはそのヨーグルトに入っているメインとなる菌です。

それぞれの菌は有用ですが、持っている特技に違いがあります。たとえばLB81乳酸菌は、便秘改善・皮膚機能改善、LG21乳酸菌は、ピロリ菌抑制作用、ビフィズス菌BB536では、感染防御作用・抗アレルギー作用・コレステロール低下などの作用があります。

その時の体調や状態との相性があります。すぐに効果を感じるようなヨーグルトはその時に腸内で不足していて、必要としていた菌をメインとするものだったのかもしれません。自分自身の腸内菌との相性がありますから、合ったものを見つけるのがひとつのポイントになります。

どんなに健康に良いとされる食品いずれにしても当てはまることですが、毎日の度を過ぎた大量摂取には気をつけたいところです。人間の体調には個人差がありますから、世間でいくら良いと言われていても自分には合わないこともあります。自らの身体と相談しながら良いとされる食品にチャレンジしてみるのがよいでしょう。

いずれにしても、ヨーグルト全般はがん要素をなる悪玉菌とその悪影響を相殺してくれるなどのプラス効果が認められていますから、食生活の中に取り入れることを考慮したい食品のひとつです。